警視庁特務課の浜口が、チャイナドレスの女を尾行する。建物を曲がったところで見失い、彼の前をランニングウェアの美ジョガーが橫切り、後を追うがまた見失う。すると、背後から巫女姿の占い師に聲を掛けられる。しかし、その衣裝の著こなしがあまりに雑すぎたため、インチキ占い師にしか見えないと指摘した。 それは教官・浜口が新米の真美に対し、特務課刑事の素質テストをしている光景だった。七変化をやってのけ合格し、2次試験へと進む。浜口の絶妙な腰使いに、真美は快楽を一心に受けながら寢技を磨いていく。「性戱は必ず勝つ!」という教えを胸に、真美は見事特務刑事課の仲間入りを果たす。 だが、その喜びも束の間、指導中の浜口がうずくまり、顔を上げた瞬間、厚化粧のオネエ顔に。そんな彼に戸惑う真美。その床に落ちている見慣れない錠剤シート。課長のさくらは、浜口の症狀は最近頻発している事件との関連性が高いと告げた。男性が突然オネエになるという怪現象について、上層部から特務任命を受けていたのが浜口だった。 浜口がマークしていたのはアダルトグッズ訪問販売員の沼田。男性がオネエになれば、パートナーの女性はアダルト・グッズに手を出す。彼の會社は急激に売上を伸ばしていた。真美は浜口の後任に任命され、沼田の動向を追う…